
2026年6月19日(金)午前3時40分ごろ、大型貨物船「にらいかないII」が伊豆諸島の利島の岩場に乗り上げました。下田海上保安部によると、乗組員17人は全員が日本人で、けが人はいませんでした。船は大阪から東京に向かう途中で、乗用車やトレーラーを積載していました。事故当時の天候は曇り、波は穏やかだったと伝えられていますが、広域では発達中の低気圧接近にともない伊豆諸島北部に濃霧注意報が発令されていました。
前線付近で「もや」の可能性

事故発生時刻に最も近い天気図では、発達中の低気圧が関東の東海上を進んでいました。低気圧から寒冷前線や停滞前線が伊豆諸島方面に延び、本州南岸沿いには梅雨前線が横たわる配置となっていました。赤外画像では利島付近に雲が掛かっていることが確認できましたが、霧・もやの存在は判定が困難でした。事故当時は濃霧注意報が出ていたものの、本事象との関連は不明であり、海上保安部の調査が待たれます。この季節は風波が穏やかでも霧の発生が懸念されるため、常に最新の気象情報をご確認ください。
梅雨期(6〜7月)は前線霧に注意

梅雨の時期、視程を急激に悪化させる「前線霧」の発生に注意が必要です。特に西日本・瀬戸内海周辺や太平洋沿岸では濃霧による交通障害が多発しやすい。前線霧は、梅雨前線(停滞前線)に伴って発生する霧の一種です。暖かく湿った空気(太平洋高気圧から流入する南からの気流)が、冷たい気団と接触したり、前線に伴う降雨で飽和した大気が冷えることで発生します。
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