2026年7月、「ウェザーニュース for business」のAIを活用したエージェントは、台風関連の質問機能を強化しました。
今回のアップデートのポイント(以下の質問が回答可能に)
- 台風や熱帯低気圧の予測をウェザーニューズ独自見解で解説
- 台風の強風域・暴風域が拠点に入るタイミング
- 各拠点における台風の進路確率
- 2018年以降の過去の台風事例
- ウェザーニューズ独自観測情報
台風シーズンになると、企業の防災・BCP担当者の業務は一気に多忙になります。気象庁の進路予報を追いながら、各拠点への影響を確認し、取引先への連絡タイミングを判断するなど、膨大な情報収集と意思決定が同時進行します。
「今発生中の熱帯低気圧はどこまで発達する?」「過去の2024年台風10号の詳細データを教えて」などのような、実務に直結した質問に回答できるようになりました。今回はアップデート後に回答が可能となった質問をエージェントに投げかけてみた結果を一緒に見ていきましょう。
熱帯低気圧情報をウェザーニューズ独自見解で解説

ユーザーの指示
現在発生中の熱帯低気圧の影響は?(2026年7月23日時点)
AIの回答ハイライト
現在、フィリピンの東を時速約10kmで西進中で、台風に発達する見込み。
その後は中国南部方面に向かう予想で、お客様の登録地点への影響はありません。
業務への活かし方
気象庁情報とウェザーニューズの予測を多角的に組み合わせることで、より精度の高い判断材料として活用できます。台風への発達前の「熱帯低気圧」段階から情報収集を始め、登録地点ごとの影響度も一度に確認できるため、複数拠点を抱える企業の対応優先度の整理にも役立ちます。
台風見解もさらに充実
ユーザーの指示
台風の強風域・暴風域のタイミングは?(2026年6月26日時点)
AIの回答ハイライト
2つの台風が同時に接近するという複雑な気象状況においても、千葉市における最接近時刻、中心気圧、強風域・暴風域に入る時間帯、中心通過確率を整理して回答しました。
業務への活かし方
2つの台風が同時に接近するような複雑な状況でも、地点ごとの影響を台風別に整理して提示するため、現場への指示出しも的確に行うことができます。
2018年以降の過去台風の検索
ユーザーの指示
2024年台風10号について教えて。
AIの回答ハイライト
2024年台風10号「サンサン」(SHANSHAN)についてまとめます。
期間:2024年8月22日発生 〜 9月1日消滅
ピーク勢力:中心気圧 935 hPa / 最大風速 49 m/s(非常に強い)
上陸:8月29日8時頃、鹿児島県薩摩川内市付近へ強い勢力で上陸
主な特徴として、迷走・低速進行により長期にわたって広範囲に影響。総降水量は九州南部・東海地方で900mm超、7県で線状降水帯が発生。住家被害は全壊19棟・半壊等2,991棟、43河川が氾濫、最大約264,720戸が停電するなど甚大な被害をもたらし、激甚災害に指定されました。
業務への活かし方
ウェザーニューズ独自観測情報(WNI雨量観測情報)も検索可能に
ユーザーの指示①
2024年台風10号の期間中、鹿児島県内のWNI雨量観測情報で最も雨量が多かった地点は?
AIの回答ハイライト①
2024年台風10号の期間(8月22日〜9月1日)における鹿児島県内の期間総雨量ランキングです。
順位 地点名 期間総雨量 1 永田 1,009 mm 2 吉田 820 mm 3 高千穂河原 801 mm 1位の「永田」が1,009mmと唯一1,000mmを超え、「九州南部で総降水量900mm超」の水準を上回る記録的な雨量となっています。
ユーザーの指示②
永田の観測機で最も雨量が多かった日の、時間雨量を閲覧したい。
AIの回答ハイライト②
永田(鹿児島県熊毛郡屋久島町)の8月28日の時間雨量を表示します。ピーク60分雨量は14時50分の 111mm でした。 時間雨量を表形式でも見ることができます。(動画参照)
業務への活かし方
過去の台風被害の検証や、顧客対応・保険・損害調査の資料作成を大幅に効率化できます。また、台風通過直後の速報的な振り返りにも活用できます。記録をまとめる時間的余裕がない中でも、エージェントに問いかけるだけで要点を素早く整理でき、社内報告や顧客への一報をスピーディに行えます。
まとめ
「ウェザーニュース for business」のエージェントは、台風対応において必要な情報を、熱帯低気圧発生段階から上陸・通過後の検証まで、一貫してサポートします。
今回の検証では、熱帯低気圧の早期把握、特定地点への強風域・暴風域の入出タイミングの確認、過去台風の概要照会、そしてウェザーニューズ独自観測による詳細雨量データの抽出まで、台風対応に直結する幅広いシーンでエージェントを活用できることが分かりました。
気象会社であるウェザーニューズならではのデータ基盤があってこそ実現できる回答です。
台風は業種を問わず、あらゆる事業の安全・継続に影響を与えます。エージェントを日々の台風対応に組み込むことで、情報収集から判断・指示までのプロセスを大幅に効率化し、的確な先手対応が可能になります。ぜひ「ウェザーニュース for business」のエージェント機能を、台風シーズンの心強いパートナーとしてご活用ください。
企業様ごとの安心・安全なご利用環境
エージェントのご利用には「ウェザーニュース for business」のご契約が必要です。 社内での業務利用を前提に設計されており、AIの活用に不安をお持ちの企業様にも、安心してご利用いただける仕組みを整えています。
本機能のご利用を停止したい企業様へ
ウェザーニュース for business エージェントの機能がご不要な場合は、カスタマーサクセスチームまでご連絡ください。

























