エアライン気象
業種別ソリューション
各業種別に向けたお悩み例ごとのサービス利用シーンをご紹介します。
業種別ソリューション
トップページスペイン上空に暖気流入、記録的高温へ—マドリード・バラハス空港(LEMD/MAD)の気温動向分析
2026.04.22 ウェザーニューズ

スペイン上空に強い暖気が流入し、4月18日(土)〜23日(木)にかけて季節外れの高温が続く見込みです。スペイン国家気象局(AEMET)は、今回の高温期間中にスペイン各地で1991〜2020年の気候基準期における最高気温記録を超える可能性があると指摘しています。その水準は2023年4月の高温に匹敵するとみられています。

4月23日(木)15Z頃、イベリア半島付近は引き続き東部を中心に500hPaのリッジに覆われる形となり、地上付近では地中海に中心を持つ高気圧の後面となる見込みです。850hPaでは18℃以上の暖かい空気が内陸部を中心にスペイン付近にかかる予想で、日照によって空気が暖められ、地上付近の気温が上昇しやすい状況が続くと見ています。(下の図はWNIのOWNモデルです。)
マドリード・バラハス空港(LEMD/MAD)では、2016年から2025年にかけての10年間において、4月の最高気温の平均値は26.5℃でした。 最高気温が最も高かったのは2023年の32℃で、次いで2017年、2018年、2024年の28℃、その次に2022年と2025年の27℃となっています。 また、この10年間の中でも直近5年間は最高気温が高い傾向が見られました。平均値は、2016年から2020年の5年間で25.4℃であったのに対し、2021年から2025年の5年間では27.6℃となり、2℃以上の差がありました。
マドリード・バラハス空港(LEMD/MAD)では4月18日(土)の最高気温がすでに28°Cに達し、2017年・2018年・2024年4月の最高記録に並びました。 今後も気温の上昇傾向が続き、4月23日(木)前後には28°Cを超える可能性があります。ただし、2023年4月に記録した32°C(過去10年の最高値)を上回る可能性は低いと見られます。
気温と航空機の最大離陸重量(Maximum Take-off Weight)との関係 一般に、外気温が高くなるほど空気密度は低下し、離陸推力は弱くなります。そのため、離陸可能な重量も小さくなります。 したがって、気温が低いほど離陸時の余裕は大きくなります。 一方で、外気温が30℃後半(36℃以上)になると、その変化率(逓減率)は急激に大きくなります。 このため、通常時でも最大離陸重量に近い状態で運航している機種や路線においては、気温の上昇は重要な運航阻害要因となります。 さらに、異常な高温状態になると、より多くの機種や路線で運航への影響が拡大する可能性があります。
各業種別に向けたお悩み例ごとのサービス利用シーンをご紹介します。

SkyAviatorsは、ウェザーニューズが航空会社向けに開発した総合気象情報プラットフォーム。世界クラスの気象データと数十年の航空気象専門知識で、運航判断を支援します。 Airport Summary & Model Comparison機能は、複数の数値予報モデルとICAO標準の信頼度評価を一画面に統合。予報間の不一致やばらつきをすばやく把握し、各エアラインの運航ポリシーに沿った気象判断へ繋げます。
複数の数値予報モデル(地域モデル・全球モデル・独自予報)と、過去の観測データを一画面に集約。
ICAO標準に基づく評価手法を用い、各数値予報モデルの信頼度を可視化。
同一地域に対する3つの数値予報モデルを並列表示し、同一条件下で比較。
過去の観測、現在の実況、将来の予報を時系列でシームレスに統合表示。
「どのモデルを基準に判断すべきか」を、客観的な信頼度評価によって明確にします。 Go / No-Go判断のスピードと確度を同時に高め、運航判断の遅れを防ぎます。
ベテランの経験や属人的な判断に頼らず、ICAO標準に基づく評価手法によりモデル信頼度を共通指標として可視化します。 チーム全体でばらつきのない判断基準を共有できます。
気象の変化幅が大きく、判断が難しくなる状況においても、 複数予測モデルの比較と信頼度評価を通じて、判断を支える材料を提供します。
複数のサイトや画面を切り替える必要はありません。 必要な情報を一画面に集約することで、分析にかかる時間を削減し、判断そのものに集中できる環境を実現します。