アメリカ(米国)では1月23日(金)から26日(月)にかけて、大規模なウィンターストームが予想されています。中部から東海岸にかけて大雪や凍結が広がり、多くの移動が困難となる見込みです。
特にワシントン・ダレス空港では、26日(月)24Zまでの累積降雪量が40〜50cmに達する見通しです。長時間の低視程が予想されているため、広範囲な運航制限や連鎖遅延の可能性が高い状況となっています。
今週末のアメリカ各地の天気予報
上空トラフや上空寒気、前線や低気圧の影響で1月24日(土)から25日(日)にかけて、アメリカ中部から東部の広範囲で悪天となる見込みです。降雪の強まりによるVIS/CIG低下、積雪やPL/FZRAによる凍結等に厳重な警戒が必要です。
アトランタ、ダラス、ヒューストンでは降り始めは雨の見込みですが、下層寒気の強まりと地上気温の低下により雨から次第にPL/FZRAとなる見通しです。ダラスでは、中層の暖気が弱まることで融解層が消滅し、PL/FZRAからさらに雪に変わると見ています。ワシントンD.C.とニューヨークは降り始めから降り終わりまで雪の予想です。
なお、前線や低気圧の動き、上空寒気の入り方次第でタイミングや量的見解が変わる可能性があります。
中東部主要空港(一部)の天気予報
| 空港名 | ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港 | ダラス・フォートワース国際空港 | ワシントン・ダレス国際空港 | ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港 | ジョン・F・ケネディ国際空港 |
|---|---|---|---|---|---|
| 所在都市 | アトランタ | ダラス・フォートワース | ワシントンD.C. | ヒューストン | ニューヨーク |
| ICAO/IATA | KATL / ATL | KDFW / DFW | KIAD / IAD | KIAH / IAH | KJFK / JFK |
| 降雪時間帯 | NIL | from 12Z to 24Z 25th | from 18Z 24th to 24Z 25th | NIL | from 06Z to 24Z 25th |
| 降雪強度ピーク時間帯 | NIL | from 12Z to 21Z 25th | from 06Z to 15Z 25th | NIL | from 15Z to 21Z 25th |
| 降雪に伴う視程・雲底高度悪化 | NIL | from 12Z to 21Z 25th | from 06Z to 15Z 25th | NIL | from 15Z to 21Z 25th |
| 予想降雪量(25日24Zまで) | NIL | 15–20 cm | 30–40 cm | NIL | 20–30 cm |
| 凍結性降水(着氷性雨・凍雨)時間帯 | from 21Z 24th to 24Z 25th | from 06Z 24th to 12Z 25th | NIL | from 09Z 25th to 24Z 25th | NIL |



航空会社の課題 ― なぜ「想定外の欠航」が起きるのか?
冬季の大規模欠航。その多くは「予測できなかった」ことではなく、限られた時間の中で、予報の信頼性をどう判断するかという課題に起因しています。
・TAFを確認しても、信頼性に確信が持てない。 ・数値予報モデルで裏付けを取りたいが、どのモデルを基準にすべきか判断が難しい。 ・過去の的中傾向や他モデルとの整合性を確認する時間がない。
航空気象の現場では、複数の情報を瞬時に比較・評価し、判断につなげる環境がこれまで以上に求められています。航空会社が本当に必要としているのは、「この空港の予報はどこまで信頼できるのか」を迷わず判断できるシンプルな指標です。

























