ウェザーニューズが電力事業者向けに提供する、AIを用いた独自の発電量予測サービスに、『予測区間データ』を新たに追加しました。
予測区間データは「WxTech®️ Data」の、太陽光発電量予測サービスおよび風力発電量予測サービスでご利用いただけます。
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気象予測誤差と発電量予測モデル誤差の双方から発電量予測の不確実性を推定
近年、太陽光発電・風力発電といった変動性再生可能エネルギー電源の増加に伴い、発電量の変動と発電量予測誤差の増大、およびそれらを原因とする調整力必要量の増加などが、電力市場における大きな課題となっています。こうした環境のもと、一般送配電事業者や、発電事業者・小売電気事業者等は、予め「発電量予測の不確実性 」を踏まえた計画やヘッジが必要となってきています。
当社ではこれまで、太陽光発電および風力発電を対象とした発電量予測サービスとして、最も誤差が小さくなると予測した単一点(単一点予測)を提供してまいりました。しかし、単一点予測だけでは、上述のような「発電量予測の不確実性」を定量的に把握することができず、それを踏まえた計画やヘッジを考えることが難しいという課題がありました。
この課題を解決するため、当社は新たに、発電量予測のモデル誤差構造を統計的に学習し、将来の発電量が「推移しうる範囲」を確率的に示す『予測区間データ』 を開発しました。これにより、利用者は発電量が「1000〜1200におさまる確率が90%」というように、どの程度の幅で予測が外れる可能性があるかを事前に把握することが可能になります。
本手法は、過去数年分の類似した気象条件下における発電量の分布をAIが学習し、最新の気象予測の不確実性(予測幅)も加味することで、今後の発電量の上振れ・下振れのリスクを推定します。過去の膨大な実績から「予測が外れるパターン」をAIが学習しているため、現在の予報に対しても、今回はこれくらいの幅の範囲で外れるリスクがあると算出することができます。気象の予測誤差、各時刻で異なる誤差分布、非対称に発生する予測誤差、入力値だけでは説明できない変動要因なども総合的に取り込み、予測モデルが内包する不確実性を多面的に推定する仕組みを採用しています。

『予測区間データ』は以下のような電力需給管理業務において、利活用の可能性が考えられます。
・再エネ予測誤差に対応するための調整力の最適化
・再エネ併設型などの蓄電池の運用の高度化
・非FIT(FIPなど)発電所におけるインバランスリスクの低減
太陽光発電量予測や風力発電量予測の『予測区間データ』は30分単位でAPIにて提供されます。利用者は決められた条件で算出された『予測区間データ』を取得できるほか、任意に条件を指定することが可能です。
太陽光発電量予測・風力発電量予測のサービス仕様
項目 内容 単位 kWh 時間解像度 30分間隔 予測レンジ 最大14日先まで 空間解像度 1kmメッシュ 更新頻度 最大30分毎 提供方法 APIなど 予測区間データ 条件は任意に設定可能(0.01~99.99%まで)
今後も太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの導入が拡大していくと予想され、一般送配電事業者や発電事業者、小売電気事業者などが行う発電量予測の精度向上がより一層重要となってくると考えます。
当社は引き続き、再生可能エネルギーの主力電源化を支援してまいります。
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