フランスでは5月21日(木)以降、西ヨーロッパに形成されたヒートドームの影響を受け、5月として観測史上最高水準の高温が続いています。最高気温は平年比+10〜15℃という異常な水準で、高温は今週末にかけて継続する見込みです。5月28日(木)は今回の熱波のピークとなり、一部地域では38〜39℃に達する可能性も予測されています。
気象背景
5月28日から29日にかけて、フランスは500hPaのリッジ(気圧の尾根)に覆われます。地上ではドイツ方面の高気圧の後面に位置し、南から暖気が入りやすい気圧配置となることが予想されています。850hPaではスペイン方面から18℃以上の暖気が流れ込む予想で、強い日射も加わり気温が上昇しやすい状況となる見込みです。
主要空港で記録的高温の可能性——予測気温と過去記録の比較
西部から南西部の空港を中心に35℃前後の予想が並んでいます。特にボルドー空港とナント空港では36℃が予想されており、いずれも過去10年間の5月最高気温記録(35℃、33℃)を上回る見込みです。
一方で、トゥールーズやパリ周辺の空港でも過去10年間の平均値を大きく上回る高温が予想されており、フランス各地の空港で季節外れの暑さとなる見通しです。
| 空港 | ICAO/IATA | 地域 | 5/28 最高気温予測 | 5/29 最高気温予測 | 過去10年間の最高気温と記録年(METAR観測) | 過去10年間5月の最高値の平均(METAR観測) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ボルドー・メリニャック | LFBD/BOD | 南西部 | 36℃ | 35℃ | 35℃(2025年) | 30.9℃ |
| トゥールーズ=ブラニャック | LFBO/TLS | 南西部 | 35℃ | 34℃ | 34℃(2025年) | 29.4℃ |
| ナント・アトランティック | LFRS/NTE | 西部 | 36℃ | 34℃ | 33℃(2016年) | 28.3℃ |
| パリ・オルリー | LFPO/ORY | 北部(都市近郊) | 32℃ | 33℃ | 30℃(2020、2025年) | 27.9℃ |
| パリCDG | LFPG/CDG | 北部(郊外) | 32℃ | 33℃ | 31℃(2017年) | 27.7℃ |
| リヨン・サンテクジュペリ | LFLL/LYS | 中東部 | 31℃ | 32℃ | 31℃(2022、2025年) | 28.8℃ |
| マルセイユ・プロヴァンス | LFML/MRS | 南部 | 31℃ | 29℃ | 33℃(2022年) | 28.9℃ |
| ニース・コートダジュール | LFMN/NCE | 地中海沿岸 | 25℃ | 27℃ | 31℃(2022年) | 26.7℃ |

























